近年人気のカッテージチーズ。
低脂肪で高たんぱく、カロリーも低いことから、糖質制限中の人や、離乳食にもよく使われます。
カッテージチーズは自宅で簡単に作れることから、手作りする人も多いのでは。
栄養素も豊富で、まさにスーパーフード。
ただ、忘れられがちなのが、カッテージチーズを作る工程でできるホエー。
実は、このホエー。
ものすごく栄養価が高いのです。
ここでは、カッテージチーズを作った時にできる、ホエーの栄養素や美容効果、美味しく上手に使う方法について紹介します。
再利用されるホエーとは
ホエーとは牛乳からチーズを作るときにできる、白く濁った半透明な液体です。
よくみかけるものでは、ヨーグルトの上澄みなどでしょうか。
このヨーグルトの上澄みもホエーです。
ホエーは乳成分から、脂肪分などを除いたものになります。
今まで、チーズ生産過程でできたホエーは、副産物として、大半が破棄されていました。
破棄されていたなんて、「えぇっ!もったいない」「だって、栄養があるのでしょ?」と思ってしまいますよね。
しかし、破棄されてきたホエー。
最近その栄養価が見直されつつあるのです。
そしてホエーを再利用するためのレシピもたくさん。
では、この副産物であったホエー。
いったいどのような栄養価があるのでしょうか。
ホエーの栄養素を生かすレシピ
副産物でありながら、最近はその栄養価が注目され、サプリやプロテインなども出ています。
ホエーの主な栄養素
タンパク質
ミネラル
カルシウム
ビタミン
これらの栄養素が豊富に含まれているので、もはや副産物とはいえませんね。
ほんと、捨てられていたなんて
「もったいない」
ここで特にホエーのタンパク質に注目してみましょう。
ホエータンパク質は低カロリー、低脂肪。
体内に吸収されるのがとても速く、丈夫な筋肉をつくります。
アスリートもホエータンパク質をよく摂取します。
それだけ筋肉に絶大な効果を、もたらせてくれるのですね。
さらに、健康を保つ効果、免疫力を高める効果なども期待できます。
このように、ホエータンパク質だけみても、たくさんの健康効果を得ることが、出来るのです。
実は、私の夫、ホエイプロテイン飲んでいます。
「よく飲んでいるな~」
と、あまり気にしていなかったのですが、「私もホエーをすすんで摂取しよう」と思いなおしました。
また、ホエーには美容効果も期待できます。
保湿効果や吸収性があるため、化粧水などにも、使用されているそうですよ。
ホエーの使い道
どのようにホエーを利用すれば、美味しく、効率よく摂取することが出来るのでしょうか・
ここで、いくつか利用方法を紹介します。
リコッタチーズを作る
お菓子に使う
ドリンクに使う
スープに使う
お肉を漬け込む
ホエー自体あまり味を主張しないので、用途は様々です。
デザートに、お料理。
お肉を漬け込めば、お肉が柔らかくなります。
色々試して楽しんでみてください。
自宅でカッテージチーズ作り
チーズ作りの過程で大量に作られるホエー。
チーズ作りというと、なんだか大変そうな、イメージですが、フレッシュチーズであるカッテージチーズは、自宅でとっても簡単に作ることができます。
チーズもホエーも簡単に手に入るので、ぜひ手作りしてみてください。
材料
牛乳500ml
レモン汁大さじ2(酢でも可)
塩ふたつまみ(お好みで)
作り方
1. 鍋に牛乳を入れ、火にかけます。
沸騰直前で鍋からおろす。
2. レモン汁を入れ、スプーンでまぜる。
3. ボール、ザル、キッチンペーパーを重ねておく。
4. チーズをいれ、濾します。
5. 濾したチーズに塩を混ぜれば、カッテージチーズの完成。
この時できる大量のしぼり汁がホエーです。
私も作ってみましたが、5分程度で連れました。
「えぇ!こんなに簡単に?」
ちゃんと味も美味しいです。
手作りすれば、無添加のカッテージチーズと、ホエーが作れますよ。
カッテージチーズはサラダに。
ホエーはお味噌汁に入れて飲みました。
200mlほどのお味噌汁に、15ml程度入れてみましたが、お味噌汁の味に、変化はほとんどありませんでした。
普段野菜嫌いな小学校低学年の娘、味の変化にも敏感ですが、気づかず飲んでいました。
「子供もホエーで栄養がとれてうれしい」
どんどん子供に出していこうと思います。
牛乳とお砂糖で混ぜても、デザート感覚で美味しかったので、次はこれも子供に出してみようと思います。
まとめ
ホエーってチーズと同等に、栄養価が高いことが分かりました。
こんなに素晴らしい食材を、捨ててしまうなんてもったいない。
カッテージチーズは少ない材料で、簡単に作ることが出来ます。
カッテージチーズ作りをした際は、その時できたホエーも一緒に楽しんで下さい。
美味しく、健康に優しい食事にぜひ、チャレンジしてみてくださいね。